12月のキャンドル店

仙台市青葉区の「メリラボ」にて、
2日間だけ
キャンドルの販売をすることになりました。

(ギリギリのご案内ですみません!!)

・・・・・・・・・・・・12月のキャンドル店 ・・・・・・・・・・・・

日時: 2016年 12月 8 日 (木)~ 9日(金)

KEI’s Craftのハンドメイドキャンドルの販売

2日間だけOPENします↓

8日(木)13:30~18:30まで
9日(金)11:00~17:00まで の予定

水に浮かべる小さなキャンドルから、
大きめの作品まで。
1点ものもございます。
クリスマス向けのデザインは少ないかもしれませんが。。
プレゼントにもいかがでしょうか?

会場:メリラボ B
merrymerryChristmasland*merilab
仙台市青葉区春日町6-15 GIPビル1F
Tel:022-264-3010

どうぞお気軽にお立ち寄りください。
お待ちしております。
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クリスマス・ストーリー

[KEI's Craftと短編ミステリの時間」展示作品のご紹介
今回で最終回となります。

毎日更新できるとよいのですが、なかなか難しく・・・
展示が終わってから、早くも1ヶ月以上が
経ってしまいました(苦笑)

そろそろ街はクリスマスの雰囲気。
短編ミステリにも、もちろん
”クリスマス・ストーリー”があります。

ホームズの「青いガーネット」などが有名ですね。

私が選んだのは
mystery2016Christmas
「 クリスマスと人形 」

エラリー・クイーン

H.S.サンテッスン 編/山本 俊子・他 訳
『密室殺人傑作選』 (ハヤカワ文庫) 収録

原題: The Dauphin’s Doll
by Ellery Queen
from THE LOCKED ROOM READER
edited by Hans Stefan Santesson, 1968

「 刑事の休日 」

ディクスン・カー/大村・高見・深町 訳
カー短編全集6 『ヴァンパイアの塔』 (創元推理文庫)収録

原題: Detective’s Day Off
from THE DEAD SLEEP LIGHTLY AND OTHER MYSTERIES
( from RADIO’S GOLDEN AGE and DETECTIVE’S DAY OFF )
by John Dickson Carr, 1957,1983

キャンドル作品名: 「Holiday Treats」

ミステリ界の大御所、
エラリー・クイーンとディクスン・カー
それぞれの短編クリスマス・ストーリー。

同時代に活躍した巨匠お2人の作品、
興味深いことに、どちらも
舞台はクリスマス間近で賑わう百貨店、
扱う事件は盗難事件です。

私は、特に
カーの「刑事の休日」が、意外にも可愛らしい小品、といった趣なのが
気に入っています。

クリスマス・・・ということで、
物語にも登場する、たくさんの贈り物のボックスを
キャンドルにしてみました。

ところで、「クリスマスと人形」は
殺人事件ではないのに
『密室殺人傑作選』に収録されていますよね。
原題の『THE LOCKED ROOM READER』は、直訳で
「密室読本」というような意味になるはず。

きっと、ミステリとして売れるような題名に
したんでしょうね。

もう1冊の、カーの短編集 『ヴァンパイアの塔』は
オカルトっぽく怖そうな題名ですが、
改題する前の、もともとのタイトルは
『RADIO’S GOLDEN AGE and DETECTIVE’S DAY OFF 』
つまり『ラジオの黄金時代+「刑事の休日」』。

タイトル通り、「刑事の休日」以外は、ほぼ
カーの短編ラジオドラマ作品が収められています。
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作品紹介にお付き合いくださり
ありがとうございました。
今回の展示には、ぜひシリーズ化を!という
とても嬉しいお言葉の数々も
頂戴しました。

表現の幅を広げられるよう、
また日々取り組んでいこうと思います。

タイトル

短編・長編問わず、小説は、タイトルにも
魅力がありますよね。

題名を見て、面白そう!と思って読んでみたくなることもありますし、
内容が面白いのに、タイトルがちょっと・・・だと残念な感じです。
翻訳ものでも、正にぴったりハマった題名だったりすると嬉しいです。

「KEI's Craftと短編ミステリの時間」展示作品より、
タイトルに惹かれた作品を2編、ご紹介します。
mystery2016ossauiraty
「 オッソ・イラティをめぐる不和 」

近藤 史恵     
『タルト・タタンの夢』 (創元推理文庫)
 
仏訳タイトル: Une brouille autour d’un Ossau-Iraty
UN REVE DE TARTE TATIN
by Fumie Kondo, 2007,2014

キャンドル作品名:「仲直り」

フレンチ・ビストロ「パ・マル」。
シェフの腕前はもちろん、スタッフも感じがよく、
とても居心地のよさそうなお店です。

「パ・マル」へは、時折
謎や疑問を抱えたお客がやってきます。

大きな犯罪などではなく、その人にとっての謎、
心に刺さったトゲのような、そんな事件を
シェフが解き明かしてくれます。

さて、タイトルですが、
「オッソ・イラティ」って何だ??
ということに尽きるでしょう。

読んでみたくなりますね。

キャンドルは、「不和」から→「仲直り」して、
こんなバラのキャンドルなどを灯しつつ
また「パ・マル」でのディナーを
楽しんでほしいな、と思って作りました。

mystery2016kishouclub
「 家屋周旋業者の珍種目 」

G.K.チェスタトン/中村 保男 訳
『奇商クラブ』 (創元推理文庫)

原題: The Singular Speculation of The House Agent
from THE CLUB OF QUEER TRADES
by Gilbert Keith Chesterton, 1905

キャンドル作品名:「Home Sweet Home」

「ブラウン神父」シリーズで有名な、チェスタトンが描く
「他の誰もがやっていない商売で生計を立てている」人しか
入れない「奇商クラブ」。

(”Queer”=”奇妙な”という意味ですが、
同じく”奇妙な”という意味の"Strange”とはニュアンスが違って
Queerの方が、より「変人」とか「怪しい」というイメージですね。)

中でも、タイトルが読みづらい(笑)けど
内容は一番好きなこの作品にしました。

パッと見、中国語?というようなすごいタイトルです。
原題も、チェスタトンらしいというか?昔だからなのか?
難しい単語でまわりくどい印象なのは私だけ?・・・(笑)
でも、なんだかんだで最終的にはほっこりできるお話ですよ。

良く考えたら、100年位前に書かれたこの小説。
「奇商」の数々は、21世紀の現在になってみれば
もう「奇商」ではなくなっているものもあり、
チェスタトンが生きていたら、さぞ面白がったことだろうと思います。

さてキャンドルは、
お家をモチーフにした 蜜蝋のキャンドルです。
木の形をした木製ブックエンドにぴったり。
やはり自然の物同士は相性が良いですね♪

次回で作品紹介は最終回。
(紹介に1ヶ月かかってしまいました~スミマセン!)

巨匠お二人の「クリスマスつながり」で
締めたいと思います。

甘くて少しだけ ほろ苦い

「KEI's Craftと短編ミステリの時間」
期間中は、カフェ・モンサンルーさんで
過ごすときも多く、
いつもよりも時間がゆっくり流れているような
豊かな気持ちになりました。
stlou-cocktail
こちらは、ある夕暮れにマスターが作ってくださった
ノンアルコールのカクテル。

私はお酒が飲めないので、なかなか
わいわい飲みに行ったり、オシャレなバーで1杯・・・などはできません。
久しぶりに、足つきのグラスに入った飲み物を
いただいたような・・・(笑)で、
かなりのスペシャル感♪
嬉しかったです。

そして、なんと美味しい飲み物だったことでしょう♪
(カクテルの名前を忘れるという失態。。。)

チョコレートのように甘くて、少しだけエスプレッソのようなホロ苦さ。
ひんやり、優しい冷たさも心地よく、
スッキリ疲れも取れるような気がしました。

さて今日は、1つだけ展示作品をご紹介します。
2016mysterysotugyou
「 卒業文集 」

森 博嗣
『僕は秋子に借りがある』 森博嗣自選短編集
(講談社文庫) より

英訳タイトル: Graduation Anthology
I’M DEBT TO AKIKO
by MORI Hiroshi, 2009

キャンドル作品名: 「classmates」

森博嗣さんの、「すべてがFになる」も
「スカイ・クロラ」も
何も読んだことがありません。
エッセイを何冊か、とても興味深く読んだことは
ありますが、
物語というか作品は、この短編集1冊だけ。
”自選”短編集というだけのことはあります。

その中でも印象に残る「卒業文集」を
選びました。
私は、一番最初に読みはじめたとき、
ほんの少しだけ漂う違和感を感じ
それが、どこかで不穏な空気に変わるのでは・・・と
勝手に思ってしまいました(←推理小説の読みすぎ)。
なので、余計に、その違和感の謎が解けるラストが印象的でした。

子供たちの作文だけで構成されている、
短編ならではの作品です。

今思えば甘くて楽しい、でもやっぱり少しホロ苦い
そんな小学生時代を 私も思い出しつつ。

キャンドルは、文庫本の表紙に合わせたかのような色合いに
なっていますが、
実は表紙のことは全く意識せずに作った作品です。

「卒業文集」ということで、
キーワード「クラスメート」が頭に浮かび
作りました。

キャンドルの周りのキューブ1つ1つは違う色にして
クラスメートそれぞれの個性を表したいと
思いました。
たとえば黄色は黄色でも、何種類かの黄色があります。
手元を見ずに、くじ引きのように手に取ったものを
1つずつ貼り付けていきました。

同じ色、色数で3個のキャンドルを作りましたが、
それぞれ違った印象になっているのが
面白いですね。

クリスティーつながり

短編ミステリとキャンドル、
実際に作って、どんな風に展示するかを考えるのは
思っていた以上に時間もかかりましたが
楽しい作業でした。

今日は、ミステリの女王
アガサ・クリスティーの2つの短編です。
2016mysteryhercules
「 ネメアの谷のライオン 」

アガサ・クリスティー/高橋 豊 訳
クリスティー短篇集1
『ヘラクレスの冒険』 (ハヤカワ文庫)より
                       
原題: The Nemean Lion
from THE LABOURS OF HERCULES
by Agatha Christie, 1947

キャンドル作品名: 「 Monsieur , 」

名探偵エルキュール・ポアロの名前が、
ギリシャ・ローマ神話の英雄「ヘラクレス」から
名づけられているというだけで
その姿とのギャップに 何だか笑ってしまいます。

ポアロは、時に世界を駆け巡り
難解な犯罪、凶悪な犯人にも向きあいますが

この「ヘラクレスの冒険」という短編集では
ポアロが”私立探偵らしい”仕事をしている事件が
多いと感じます。

私が選んだ「ネメアの谷のライオン」は
裕福な奥様方のペットの犬が誘拐される事件。
いつの時代も、社会に起きている問題は同じようなものだなぁと
感じる作品でもあります。

他にも、「女性を探してほしい」
「美術品を取り戻してほしい」など・・・
”私立探偵”っぽいでしょう?

キャンドルは、「ネメアの谷のライオン」からの
着想ではなく ポアロさんを形にしたくて
作ったもの。

卵型に髭をつけただけなのに、もうポアロです(笑)

後ろ側は見えませんが、
吹き出しに、ポアロの口ぐせ?の言葉が
ちょこっと書いてあります。
2016mysteryfruitful
「 日曜日には くだものを 」

アガサ・クリスティー/田村 隆一 訳
クリスティー短篇集11
『リスタデール卿の謎』 (ハヤカワ文庫) より

原題: A Fruitful Sunday
from THE LISTERDALE MYSTERY
by Agatha Christie, 1934

キャンドル作品名: Fruitful Sundae

クリスティーの有名な探偵たちが
誰も出てこない、ある意味異色の?短編集
「リスタデール卿の謎」より
ほのぼの系ストーリーを1つ選びました。

絵本にしても良いのではないかと思うくらい、
可愛らしいお話です。

「アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」のような
ミステリ史上に残る作品や、
ねじれた人の心が怖ろしい犯罪を生む様や
ゴシップのおそろしさなどを作品に
表現している、
その 同じ作家が書いたのか??と思うような、
かわいい短編です。

キャンドルは、タイトルの「A Fruitful Sunday
(ア・フルーツフル・サンデー=日曜日にはくだものを)」
に掛けまして
「Fruitful Sandae(フルーツフル・サンデー=くだものいっぱいのサンデー)」

お菓子の「サンデー」は、
カジュアルに楽しめるパフェのようなもので、
アメリカ発祥だそうです。

スイーツ系のキャンドル、本物そっくりに
とってもかわいい作品を作られるアーティストさんも
多い中、私は下手なんですけど(苦笑)
がんばって作ってみました!

作品紹介は、残すところあと5作品!
また次回に~☆
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