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2016年11月

クリスマス・ストーリー

[KEI's Craftと短編ミステリの時間」展示作品のご紹介
今回で最終回となります。

毎日更新できるとよいのですが、なかなか難しく・・・
展示が終わってから、早くも1ヶ月以上が
経ってしまいました(苦笑)

そろそろ街はクリスマスの雰囲気。
短編ミステリにも、もちろん
”クリスマス・ストーリー”があります。

ホームズの「青いガーネット」などが有名ですね。

私が選んだのは
mystery2016Christmas
「 クリスマスと人形 」

エラリー・クイーン

H.S.サンテッスン 編/山本 俊子・他 訳
『密室殺人傑作選』 (ハヤカワ文庫) 収録

原題: The Dauphin’s Doll
by Ellery Queen
from THE LOCKED ROOM READER
edited by Hans Stefan Santesson, 1968

「 刑事の休日 」

ディクスン・カー/大村・高見・深町 訳
カー短編全集6 『ヴァンパイアの塔』 (創元推理文庫)収録

原題: Detective’s Day Off
from THE DEAD SLEEP LIGHTLY AND OTHER MYSTERIES
( from RADIO’S GOLDEN AGE and DETECTIVE’S DAY OFF )
by John Dickson Carr, 1957,1983

キャンドル作品名: 「Holiday Treats」

ミステリ界の大御所、
エラリー・クイーンとディクスン・カー
それぞれの短編クリスマス・ストーリー。

同時代に活躍した巨匠お2人の作品、
興味深いことに、どちらも
舞台はクリスマス間近で賑わう百貨店、
扱う事件は盗難事件です。

私は、特に
カーの「刑事の休日」が、意外にも可愛らしい小品、といった趣なのが
気に入っています。

クリスマス・・・ということで、
物語にも登場する、たくさんの贈り物のボックスを
キャンドルにしてみました。

ところで、「クリスマスと人形」は
殺人事件ではないのに
『密室殺人傑作選』に収録されていますよね。
原題の『THE LOCKED ROOM READER』は、直訳で
「密室読本」というような意味になるはず。

きっと、ミステリとして売れるような題名に
したんでしょうね。

もう1冊の、カーの短編集 『ヴァンパイアの塔』は
オカルトっぽく怖そうな題名ですが、
改題する前の、もともとのタイトルは
『RADIO’S GOLDEN AGE and DETECTIVE’S DAY OFF 』
つまり『ラジオの黄金時代+「刑事の休日」』。

タイトル通り、「刑事の休日」以外は、ほぼ
カーの短編ラジオドラマ作品が収められています。
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作品紹介にお付き合いくださり
ありがとうございました。
今回の展示には、ぜひシリーズ化を!という
とても嬉しいお言葉の数々も
頂戴しました。

表現の幅を広げられるよう、
また日々取り組んでいこうと思います。
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