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自分の人生、自分の可能性

bornonablueday
ぼくには数字が風景に見える
原題:Born on a Blue Day
ダニエル・タメット著/古屋美登里・訳
(講談社)

久しぶりに、読んだ本のことを。

不思議なことに、震災の少し前あたりから
小説よりも、ノンフィクションやドキュメンタリーに
興味を持つようになりました。

逆に言うと、小説にあまり興味が湧かなくなったということです。

もちろん、推理小説は相変わらず好きですし
蔵書の中から、好きな作家さんの作品は
繰り返し読んだりしていますが

何と言えばいいか、とにかく
現実の、想像を超える凄さを体感してしまったために
小説(=作られた世界・お話)に刺激を感じられず
いまいち入り込めなくなっているのかな、と自己分析。
まさしく”事実は小説より奇なり”ということなのでしょう。

面白いストーリーの作品がたくさんあると思うので、
そのうちまた「小説」も手に取れる心境になればと思っています。

今日の本は、
一時 テレビ等でも話題になった
ダニエル・タメット氏の自伝というか回想録です。

アスペルガー症候群
サヴァン症候群
共感覚
これらと共に人生を切り開いてきたタメット氏。
現在30代前半の、まだ若い方です。

円周率を約2万ケタ暗記する さすがの記憶力で、
子どもの頃の小さな出来事まで、鮮明に綴られています。
彼にとっては、1つの言語を習得するのに数週間もあれば充分。
数字が色や形を伴って感じられるため、
数学の勉強、また日付の記憶などにも
驚異的な才能を発揮します。

その天才的な才能の一方で、
アスペルガー症候群は、
幼い頃からの大変な努力と
家族の理解・協力のもとに
少しずつ克服していきます。

彼のすごいところは、悩んだり失敗しながらでも
いつでも
自分の可能性を試し、追求してきたところだと思います。

「普通」とは何だろう?
誰でも、何かしら人と違う部分を持っていても
自分らしく自分の人生を生きることができるのは
すばらしいと思いました。

原題は「Born on a Blue Day」
(「”青”の日に生まれて」…かな?)
お誕生日の日にちの数は、彼には青く見えるんでしょう。
こればかりは、想像がつきません!不思議です。
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