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暗闇とアートと「見える」ことについて②

①からの続きです。

「ダイアログ イン ザ ダーク」といえば、
「ダーク」=暗闇。
暗闇といえば…

もう何年も前に
思い立って直島に滞在したことがありました。

地中美術館でボランティアとして仕事をしながらの
夢のような1週間でした。

直島にある作品で 印象に残った1つが
ジェームズ・タレル
「バックサイド オブ ザ ムーン」です。

「南寺」の中は、まさに漆黒の闇。
本当に一寸先も見えず、鼻をつままれても分からない、濃厚な闇です。
目をしっかり開けているのに、何が周りにあるか分からない、変な感覚です。

でも、数分間位でしょうか…
時間が経つにつれて
光が、見えてきます。

不思議で、得難い体験でした。

人間の眼は、暗闇に慣れることができる。
さっきまで何もなかったはずなのに、しっかり光が見えるのですから。


今、現代の日常に、
このような「真の暗闇」を体験することは、ほぼ無いと思います。

震災の夜、広範囲にわたる停電のただ中でさえ、
真の暗闇ではありませんでした。

分かったことは、
電気で照らさなくとも
住み慣れた家の中は
物にぶつかることなく歩けること
物の在処がわかるということ。
最低限の光で充分でした。
そして、そのとき空は
光輝く星で埋め尽くされていたのでした。


私達は、明るい場所に いすぎるのかもしれません。
明るすぎると、目が眩み
大切なものを見逃してしまうのかもしれません。

そんなことを思います。
…③につづく
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