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猫つながり

「KEI' s Craftと短編ミステリの時間」作品紹介、
今回は、”猫つながり”の2編です。

猫ブームだから取り上げた訳ではないのですが、
ミステリアスな動物というと、やはり猫が思い浮かびます。
2016mysyterythink
「ミルリトン探偵局・1 猫だけが行ける場所」
「 久助 」

クラフト・エヴィング商會Presents  吉田 音
ミルリトン探偵局シリーズ・1 『Think』 (筑摩書房)
1999

キャンドル作品名: 「Blue Moment」


不思議の品を取り扱う、
作家・装丁家ユニット”クラフト・エヴィング商會”。
吉田篤弘さん・吉田浩美さんの、”娘”
「吉田音(おん)」ちゃんの登場です。

夢か、架空か、
過去か、未来か。

黒猫のThink(シンク)が運んできた
不思議な手がかりを巡って広がる 「空想ではなく、推理」。

「猫だけが行ける場所」と、次の「 久助 」を
続けてどうぞ。

「ミルリトン探偵局」シリーズは、第1作目のこちらと
第2作目「Bolero(ボレロ)」の2冊しか出ていません。
実は、ずーっと3作目に期待している私なのです。

キャンドルのテーマは、「Blue Moment」

「ブルー・モーメント」は、「マジック・アワー」とも呼ばれ、
その名の通り
景色がブルーに染められたような色に見える、ある一定の時間帯のことを指します。
それには、いろいろな気象条件などが揃うことも必要で、
夕方と夜の間の 10分程度のほんのわずかな時間だそうです。

そんな不思議な時間に、黒猫Thinkは
「猫だけが行ける場所」に するりと消えてゆくのでしょう。

本の装丁の、ブルーのようなラベンダーのような美しい色と、
頭に浮かんだ「ブルー・モーメント」から
このキャンドルを作りました。
ブルーの染料のみでグラデーションを作っています。

2016mysterynanimonaineco
「 なにもないねこ 」

別役 実

北村 薫 編
『謎のギャラリー・特別室』 (マガジンハウス) 収録

キャンドル作品名: 「Nothing But Cat」

これは、果たして「ミステリ」と呼べるのかどうか
分かりませんが、
北村薫さんの名アンソロジー「謎のギャラリー・特別室」に
収録されていたことから
出会い、衝撃を受けた作品でした。

「なにもないねこ」

と聞いて、この作品をお読みになったことのない方は
どんな内容のお話を思い浮かべるでしょうか。

そして、読み終わったら
どんな感想をお持ちになるでしょうか。

とても短いお話です。

作者の別役実さんは、劇作家・童話作家など、多彩な方だそうです。
お名前が珍しいために覚えているのですが、
私は子供のころに
別役さんの「さばくのまちの Xたんてい」という作品を
読んだことがあったはずです。
そして、この短い2作品しか読んだことがないのに、
どちらも強烈な印象が残っています。
2016mysterynanimonaineco2
「なにもない」ことを表現するのは
大変に難しいことです。

なので、透明なねこを作りました。

存在する ということについて、いつも考えさせられるお話です。

(お話と関係ないのですが、
出来上がった 透明なねこを見ながら
「銀河鉄道999」に登場する「ガラスのクレア」を
思い出しました。

光も影も 私の体を通り抜けてしまう、それがとても悲しい と
彼女は嘆いていましたね。)


それでは、次回はベタですが?
「クリスティーつながり」です。
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