FC2ブログ

クリスマスにはクリスマスストーリーを

2017christmasbook
「クリスマスの朝に ~キャンピオン氏の事件簿Ⅲ」
マージェリー・アリンガム/著 猪俣美江子/訳  (創元推理文庫)

ON CHRISTMAS DAY IN THE MORNING AND OTHER WRITINGS
by Margery Allingham

昨日のクリスマス当日は、
あいにくの強風と ちらつく冷たい雪のおかげで
仕事帰り お茶を片手に本を読み終えたいと
カフェを目指して歩く間に
すっかり凍えてしまいました。

(カフェのドアを開けた瞬間、眼鏡が真っ白に曇ってしまい・・・恥ずかしかった。。。)

クリスマスには、クリスマスを舞台にした物語を読むと決めていて
(ミステリ好きなので、大概ミステリです)
今年はこの1冊にしました。

しかしながら、タイトルになっている「クリスマスの朝に」の前に収録されているのは、
「今は亡き豚野郎の事件」・・・
”豚野郎(ピッグ)”って・・・すごいタイトル(笑)

こちらは、クリスマス時期のお話ではありません。
のどかな土地で起こった殺人事件。
”豚野郎”というタイトルと、最後に明らかになる狂気が印象に残りますが
やはり優雅で詩的な英国ミステリの雰囲気は魅力的でした。

そして「クリスマスの朝に」
”豚野郎”の事件が起こった、同じ地域で 十年以上あとに起きた
クリスマスの朝の事件を描いています。
少し切なく、思いやりにあふれたラストに、
ちょうどカフェで流れていたクリスマス・キャロルの一曲が重なりました。

最後には、アガサ・クリスティーによる
著者マージェリー・アリンガムへの追悼文も
掲載されています。

クリスマスが過ぎると、もう年末!当たり前ですが・・・
なんだか追い立てられるような日々ですが
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。
スポンサーサイト